不動産購入時にかかる諸費用④住宅ローンに関わる費用
- Written by インターカバー 株式会社
- 2020年7月26日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年3月25日
「不動産購入時にかかる諸費用のまとめ」の記事の続きです。
今回は、不動産購入時の諸費用の④住宅ローンに関わる費用についての記事です。
住宅ローンは種類によって違いがありますが、こちらの記事では一般的に1番多いパターンを紹介しています。

不動産(住宅)を購入する際、住宅ローンを利用して購入することが一般的だと思います。
住宅ローンは金利を支払う代わりに金銭を借りるものですが、月々返済する金利以外に借入時に支払わなければならない項目がいくつかあります。下記が大まかな項目です。
・保証料
・融資事務手数料
・印紙代
・住宅ローン代行手数料(仲介業者による)
まずは保証料についてです。
これが上記項目の中で最も金額が高いものになります。
その前に、「そもそも保証料とは何だ?」という方もいると思いますが、簡単に説明をすると
ローンを融資する銀行のバックには保証会社というものがいます。
この保証会社は、ローンが返済不能になった人がいた場合、銀行に対して保証をします。
その保証会社に支払うものが保証料です。
仕組みについて詳しく解説すると長くなるので、ここでは割愛します。
住宅ローンの種類によって違いはありますが、保証料の目安として借入する金額の2%が保証料額になります。例えば2,000万円の借入をする場合は、40万円です。3,000万円の場合は、60万円です。
2%と聞くと大したことないと感じますが、住宅ローンは借入をする金額が大きいので2%でも大きな金額になります。
保証料は、住宅ローンに組み込むこともできる為、必ずしも借入時に現金で支払う必要はありませんが、ローンに組み込むと金利が上がり、返済総額はかなり上昇します。
ちなみに、保証料は借入している全期間に対してかですので、仮に当初35年で借入をして5年後に購入した不動産を売却することになった場合など、繰り上げ返済した場合には残りの30年分の保証料は戻ってくることになります。
全期間の按分ではありませんので、始めからから売却の予定がある方は借入する際に返金される金額を銀行に確認するといいでしょう。

次は融資事務手数料についてです。
こちらは多少の違いはありますが、だいたい3万~5万円くらいが一般的です。
融資事務手数料は繰上げ返済したとしても、按分などで戻ってくることはありません。
注意していただきたいのは、先ほど説明した保証料を事務手数料という名目にして、繰り上げ返済をした場合でも金銭を戻さない代わりに金利が安いというローンの種類もありますので、事前に利用する予定のローンをよく確認してください。ネットバンクはこのパターンが多いです。

次は印紙代です。
印紙代とは印紙税という国税で、金額が記載された契約書には印紙を貼ることが義務付けられています。
個人的にはこんなもの考えたのは誰だ?と言いたいくらい意味不明なものですが、税法で定められている為払うしか選択肢はありません。
下記一般的に当てはまりやすいゾーンの金額です。
時期により金額が安くなる軽減措置などもありますので、正確な金額は借入時に確認してください。
500万円超1,000万円以下 10,000円
1,000万円超5,000万円以下 20,000円
5,000万円超1億円以下 60,000円

最後は、住宅ローン代行手数料です。
こちらは仲介業者がローン手続きを手伝う代わりに支払うものですが、最近はあまり見ませんので請求される方が少ないと思います。
ある場合は5万~10万円くらいが多いでしょうか。
個人的にはローンの手伝いも含めて仲介手数料を請求するという考えですので、請求する業者はあまり好ましくないです。
以上、が住宅ローンに関わる諸費用です。
コメント